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 外房の方言は、江戸時代下町で使われていた江戸言葉が成田詣での宿場町や木更津船の出入港を経由して、外房・内房・南房・東総地域それぞれに伝播する過程で独自に変化・発展したもの、領主の転封とともに移ってきた武士や領民が持ち込んだ旧領地のもの、銚子に移り住んだ紀州出身の人々や大原に定着した紀州漁師が持ち込んだ紀州訛り、外房で生まれた独特のものなど様々です。

 このため、県下で共通のもの(千葉の方言・千葉弁)、外房・南房・南房・東総に共通や似通ったもの(房総の方言・房総弁)、地域によってイントネーションや語尾が微妙に異なるものも多く、また、ひと浦隣の地域では使われない方言もあります。
 小・中・高校は、漁師町、商店や勤労者の住む街場、農村・山村といった三層構造の地域の児童・生徒が混在するために、方言もまた混在してましたし、大正から昭和初期にかけて行われた市町村合併による地域間交流、学校の統合等により混在化が一層進みました。

 ここに収録した「外房漁師町の方言」も、その一部には漁師町と近郷の農山村のものが混在しています。

 最近では、漁師町でも日常の会話では方言よりも標準語が多く使われているため、その風化がかなり進んでいますので、これらの失われゆく方言や浜ことばを保存し、次代に受継ぐ必要性を強く感じています。

 方言という文化、方言を通じた外房の文化にスポットライトを当てて見つめ直したいという思いを込めて、皆さんのご協力を得ながら収録していきたいと思っています。




          

 私の住んでいた町は、昭和初期まで続いた町村合併以前は大別すると3つに分かれていました。
 小・中学校もそれぞれにありましたし、お祭りの時期も担ぐ神輿もまつり歌もそれぞれ独自な特色を持っていました。
 このような環境もあって、しきたりや行事はもちろん、方言も微妙に異なります。  町村合併により交流が進み、その後、中学校統合を機会に方言の混在化に拍車がかかりました。
 それでも、私の育った昭和30年代の朝市では、その会話を聞くと、漁師町の人、まち場の人、農家の人とすぐにわかりました。
 この違いは、生活している環境も多分に影響していると思われます。

 [漁師町では]
 波や船のエンジン音、海女の潜水による難聴などや家計を支えるカカア殿下のような気質もあってか、女性も「俺」を使いますし、何々ですよとか何々やろうよの語尾には「おー」を使います。
 また、その話し声は大きく、力強く感じます。
 「おはよっ いいやんべだねー おまんま食ったら はやいっべおー」

 [まち場では]
 商店や勤め人が多く住んでいるまち場では、「俺」を使う女性は少なく、訛りや方言は漁師町や農家ほどの特色はありません。
 茂原市や千葉市に通勤していたり、都会から来る避暑客を相手にする商店では、荒く感じられる方言を使わないようにした傾向もあったと思われます。
 「おはよう いいやんばいですね ご飯食べたら 早く行きましょう」

 [農家、農村では]
 農家の方は、その環境からか、のんびりとまたゆったりとした雰囲気が感じられます。
 語尾に「何々だね」を意味する「のー」とか「それでね」を意味する「のっ」をよく使いますので、漁師町の方言よりもやさしく感じられます。
 「俺」を使う女性は少なく、代わりに「あて」が使われるのも特徴のひとつです。
 「おはよう いいやんばいだねぇ まんま食ったかい はやいんべよー」

 このように、同じ町に住んでいながら、その環境から使われる方言も三層に分かれています。
   微妙に異なる方言を聞き分け使い分けが出来れば、「よそもん」(他所から来た人)から「地のもん」(地元の人」に一歩近付けるのではないでしょうか


 皆さんからの「こんな方言もあるよ」といった情報を心よりお待ちしています。

 方言についてのご意見・ご感想・ご質問、「こんな方言もあるよ」といった情報は
         鯵釣亭のメイン掲示板へ!またはメールでお寄せください。

索  引
 
 
   
 





[あ行]
ああんが いいえ(否定する時に使います。)
[使い方]
このサゼはおめんがか?  ああんが 俺んのじゃねぇ。
このサザエはお前のか?  いいえ俺のじゃないよ。

青なじみ ぶつけて出来る青あざ
[使い方]
あん角にけっつまずいて、膝っ株に青なじみこせちゃったおぅー(膝っ株=膝頭)
あそこの角で躓いて、膝に青あざを作ってしまいました。(そん角=その角、こん角=この角)

あがってくっがいいよ あがってきなさいよ
[使い方]
「にけぇ(2階)はどんな造りだい」「あがってくっがいいよ」
「2階はどんな造りですか」「上がって来なさいよ」

あがっと 上がり口
[使い方]
「イソガネどいある。」「そん あがっとにあんべやー」
「イソガネ(鮑をはがし取る道具)はどこにありますか。」「そこの上がり口にあるでしょう」

あがっべおー (家に)(陸に)上がりましょうよ
[使い方]
そろそろ あがっべおー(海女さんが漁を終わろうとしている時に)
そろそろ (陸に又は漁から)上がりましょうよ

赤まんま 血(まんまとはご飯のことですが、血とは無関係だと思います)
[使い方]
にのでこから赤まんまでてっどー。
あなたの額から血が出てるよ。「に」とは相手を指す言葉で「貴方、お前、キミ」と同意語です。

あがんなよ (家に)上がりなさいよ
[使い方]
つもっ話もあっぺー あがんなよー
積もる話もあるでしょう 家に上がんなさいよ

飽きっぺぇ 飽きっぽい
[使い方]
おめぇは、あんやっても飽きっぺぇなあ。
お前は何をやっても飽きやすいな。

あくてぃ 悪たれ
[使い方]
あくてぇばーり つくっじゃねー
悪たればかり 言うものでない。

あじ(ん)した どうした
[使い方]
きんの がっこにきねったけんが あじした
昨日、学校に来なかったけれど、どうした。

あじょした どうしましたか
[使い方]
きんの、釣りにこねったけんが、あじょした
昨日、釣りに来なかったけれど、どうしたんですか。
外房漁師町出身で市川市にお住まいの鈴木さんから。

あじょにもかじょにも どうにもこうにも
[使い方]
あじょにもかじょにも、動かねぇおー
どうにもこうにも動かないよ。

あじょんもしょーがねぇ どうしようもない
[使い方]
あじょんもしょーがねぇごじゃへ(ばか、わからずや)の相手は疲れんねぇ
どうしようもないわからずやの相手は疲れるねぇ。
御宿町にお住まいのMaimaiさんから掲示板にいただきました。

あそいらまーし あのあたり あのまわり
[使い方]
どん釣りいっだー。あそいらまーしまで、いってんべぇー
何処に釣りに行くのだ。あの辺りまで行ってみよう。

あっち あちら。こちら=こっち
[使い方]
にしゃ 風呂へってねんだっぺやー くせかん あっちへ行ってろよー
あなたはお風呂に入ってないんでしょう 臭いから あちらに行ってなさいよ

あっつ 暑い
[使い方]
あはよう 今日もあっつなりそだねー
おはよう 今日も暑くなりそうですね

あっぺこっぺ つべこべ
[使い方]
そんけぇのこって、あっぺこっぺゆうなぁー
そのくらいのことで、つべこべ言うな。

あてが 私が(女性の言葉、男性なら=おんが・おっが(俺が))
[使い方]
あてが言ったとおっだっぺぇ
私が言ったとおりでしょう。

あてずっぽ 当て推量(あてずっぽうとも言います)
[使い方]
あてずっぽでなんかいうじゃねー
当て推量で何か言うのじゃない

あてらげ 私の家(女性の言葉、男なら「おらげ」(俺の家)、あなたの家は「にしらげ」となる。) 
[使い方]
あてらげに来なよー
私の家に来なさいよ。

あぶく
[使い方]
今日は あぶくがすごうて 潜らんねーやー
今日は 泡がすごくて 潜られないや
泡がすごいと視界が悪いため、海女さんも潜ってアワビやサザエを獲る作業はお休みします。
外房漁師町出身で市川市にお住まいの鈴木さんから。

あや 縁起・げん(旅行の前に下駄の鼻緒が切れたりすると「あやがついた」と取り止めたりする。) 
[使い方]
「あやがついたかん よすべや」 反対語は「あやがいい(縁起が良い)」
「縁起が悪いので 止めましょう」

あんが 何が
[使い方]
あんが たんねんだー
何が足りないのだ
外房漁師町出身で千葉市にお住まいの渡辺さんからメールでいただきました。

あんが いいえ(否定語)
[使い方]
あんが そうじゃねぇ
いいえ、そうではないですよ。

あんがどうでん なにがなんでも
[使い方]
しゅくでぇ まだやってねんか。 あんがどうでんやらせっどおー
宿題、まだやってないのですか。 何がどうでもやらせるよ。

あんけー あのくらい(の大きさ、重さ、量)
[使い方]
あんけーんイサギがうめんだおー
あの位のイサキが美味いんですよ。

アンゴ ヒキガエル
[使い方]
アンゴが轢かれて ペッチャンコだー
ヒキガエルが自動車に轢かれてペチャンコだ。(梅雨時は活発に移動するので、事故も多くなります。)

あんだぇ〜 なぁんだ(期待はずれの時)。
[使い方]
あんだぇ〜、ヒラメだと思ったら、アカエイか
なぁんだ ヒラメだと思ったら アカエイか(がっかり)。

あんだけー 何ですか。
[使い方]
手んぶらさげてんのは、あんだけー
手にぶら下げているのはなんですか。

あんだけーおー 何ですかよ。
[使い方]
あんだけおー おんに相談したっていかっペー 水くせじゃねーかー
なんですかよ。 俺に相談したってよかったのに 水くさいじゃないですか

あんした どうしました
[使い方]
しばらく見ねったけん、あんした
しばらく見なかったけど、どうしました

あんしたん どうしましたか
[使い方]
しばらく見ねったけん、あんしたん。
しばらく見なかったけど、どうしましたか。(語尾の「ん」は疑問詞として使うことも多いですね。)

あんだもかんだも 何がどうだか
[使い方]
あんだもかんだも、わかんねぇやー
何がどうだか 分からないよ。
外房漁師町在住の水田さんの提供

あんで どうして
[使い方]
今日 市だったんに あんでこねったん。 (「あん」は「なん」が変化したもので、外房では話の端々によく使われます。)
今日は朝市だったのに どうして来なかったの。
勝浦の朝市は常設ですが、それ以外の町は10日に2回(ある町では1と6の付く日、ある町では2と7の付く日、またある町では3と8の付く日)開かれ、六斎市といいます。

あんてったって 何てったって
[使い方]
あんてったって エビがうめねぇ!
何てったって、海老(イセエビ)が美味いですね。

あんでん 何か
[使い方]
腹減ったおー あんでんねぇかー
お腹が空きました。 何かないですか?

あんでんかんでん なんでもかんでも
[使い方]
あんでんかんでん いっしょくただー
何でもかんでも、一緒(ごちゃ混ぜ)ですね。

あんでんねー 大したことではない、 どうってことない
[使い方]
そんけーんケガ あんでんねーよう
その位のケガは どうってことないですよ。

あんとんねー 大したことではない、 どうってことない
[使い方]
そんけーんケガ あんとんねーよう
その位のケガは どうってことないですよ。

あんなご あの女(あのオナゴが変化したのでしょう) 男の場合は「あんにゃろ、あんやろ」
[使い方]
あんなご どーさ行った?(この「あん」はあのという言葉の変化です。)
あの女 何処に行きましたか?

あんにしても 何にしても
[使い方]
てぇ(鯛=真鯛)は、あんにしてもうめぇねー
真鯛は、どう料理しても美味いですね。

あんべぇわりー 塩梅が良くない。具合が悪い。
[使い方]
ゆんべからあんべぇわりーおー
昨夜から 具合(体調)が悪いんですよ。(体調だけでなく、具合が良くないというときに使われます。)

あんにゃろ あの野郎 (あんやろとも言う)、女性なら「あんなご」
[使い方]
あんにゃろ ひっつかめーて しゅくでぇやらせなっきゃー
あの野郎 捕まえて 宿題をやらせないと 

あんもかも 何もかも
[使い方]
そいらましにあるもんは あんもかも 持ってけっていいよ
その周りにある物は 何もかも 持って帰っていいよ 




いいぐれねぇ もちろんいいよ
[使い方]
「明日 田植えやんのに 手がねーから 頼みてんだけんが」「あんだけよー 水くせーなー いいぐれねぇよ」
「明日 田植えをやるのに 人手がないから 頼みたいんですが」「なんですかよー 水くさいなぁ もちろんいいですよ」 
大多喜町出身で横浜市在住の彦爺さんからメールをいただきました。

いいもん 良い物、(悪い物=わりぃもん)
[使い方]
そん箱にゃーいいもんがへってっどおー
その箱には、良い物が入ってますよ。

いいやんべ ちょうどいい(天気・気候)(いい塩梅の変化かな)
[使い方]
おはよう いいやんべだねー
おはよう いい塩梅ですね(朝夕の挨拶によく使われます)

いけすかない 嫌らしい(「いけすかねぇ」とも言いますね)
[使い方]
あそんえの一郎は いけすかないよー おっが尻触りやがった
あそこの家の一郎は 嫌らしいですよ 俺の尻を触った(漁師町では女性も俺って使います)

いけねっぺ 行けないだろう
[使い方]
こん時化だかん 沖までいけねっぺ、ひっけすべー
この時化だから、沖まで行けないだろうから、引き返えそうよ

いけねっぺし 行けないだろうし
[使い方]
こん時化だかん 沖までいけねっぺし、ひっけすべー
この時化だから、沖まで行けないだろうから、引き返えそう

いける (穴を掘って何かを埋める)
[使い方]
こん芋 そに いけとけおー
この芋を そこに穴を掘って 埋めておきなさい (霜や寒さから芋が傷むことを避ける保存方法でした)
上総一宮町在住の河野さんから

活ける 水槽などに生かしておく
[使い方]
こんてぇ そのだんべに 活けといてくれ
この真鯛を そこの水槽に 生かしておいてくれ (だんべ=漁協の販売所にある大きな水槽)

いしなご (足の)くるぶし
[使い方]
あんでぇ いしなごぶっつぇたんか
なんだい くるぶしをぶつけたんですか?

いしゃ あなたは
[使い方]
いしゃ こねんか
あなたは 来ないんですか?
香取市在住のhiroshiさんから旭市周辺で使われるとのメールをいただきました。

イソッピ 精進蟹
[使い方]
潮ひいたかん イソッピおせいっべー
潮が引いたから、精進蟹を獲りに行きましょう。

一日さんげ 一日中
[使い方]
あんやろは ちっと たんねっぺ 一日さんげ蟻んぼ 見てるおー
あの野郎は 少し智恵が足らないでしょう。 1日中蟻を見てるよ

いっけぇ 大きな、でっけぇとも言います
[使い方]
そん けーは いっけぇねぇ
そのアワビは大きいねぇ
釣りに外房に通う清流号さんからの提供

いっこくもん 一途な頑固者
[使い方]
あん親爺、いっこくもんだから おっかねーどー
あの親爺は、一途な頑固者だから 怖いですよ。

いっしぃー 不細工な
[使い方]
あんなごは いっしぃーだなぁ
あの女の子は 不細工ですねぇ。
外房漁師町在住の水田さんの提供

いっしょくた ごちゃ混ぜ
[使い方]
あんでんかんでん いっしょくただー
何もかにもごちゃ混ぜだ。

いってんべー 行ってみましょう
[使い方]
畑んいってんべー
畑に行ってみましょう。(見てみましょうは「みてんべー」、やってみましょうは「やってんベー」)

いっぺー いっぱい たくさん
[使い方]
あん磯にゃ けーがいっぺーあっどー(外房でけーと言ったらアワビのこと。)
あの磯には鮑がたくさんあるよ。

いっぺやってんぺー 一杯飲んで行きましょう
[使い方]
そいらまーしでいっぺやってんべー
その辺りの飲み屋で一杯飲んで行きましょう

いつまっでん いつまでも
[使い方]
いっまっでん ねぇてねで はやしろよー
いつまでも泣いてないで 早くしなさいよ
いすみ市(旧岬町)出身で都内在住の渡邉さんからメールで提供いただきました。

いびい いぶい 煙い
[使い方]
いびいから 生っ木くべんなおー
煙いから生木を火に入れるなよ

今さっき ちょっと前 (さっき=少し前)
[使い方]
「辰夫みねったかー」 「今さっきまで こにいたおー」
「辰夫見なかったか」 「ちょっと前まで ここに居たよ」

芋じび(さつま芋地曳き) 芋を盗むこと
[使い方]
腹減ったかん 芋じびやっべや
腹が減ったから サツマイモ泥棒をしよう。(弁当を持たずにマブナ釣りに行った時など)

いんべやぁ 行きましょう
[使い方]
かつらんまちさ いんべやぁ(勝浦は「かつら」、大原は「おはら」と略します。)
勝浦のお祭りに行きましょう。
勝浦市出身で都内在住のkeikoさんからメールをいただきました。




うす 嘘(うそ)
[使い方]
うすつうなー。そんはおんがんだおー
嘘をつくな。それは俺の物だよ。

うすのろ のろま
[使い方]
うすのろ はややっちめーおー
のろま 早くやってしまえよ

うすばか 軽いバカ
[使い方]
うすばかー そんなんわかんねんかー
バカ そんなことが分からないのか

うすだっぺー 嘘でしょう
[使い方]
がっこ(学校)が休みなんて うすだっぺー
学校が休みだなんて 嘘でしょう

うすべってー 薄く平べったい
[使い方]
うすべってー餅だなー 木っ端んようなんくれおー
薄い餅だね 木っ端のように厚い餅くださいよ

うっちゃっちゃう 捨ててしまう (「ふっちゃっちゃう」とか「ちゃっちゃう」とも言います)
[使い方]
そんな くだらねーもん うっちゃっちゃえおー
そんな くだらない(価値の無い、つまらない)ものは 捨てちゃえよ

うっとばす 売り飛ばす
[使い方]
にがうっとばしたんかー あんてぇはおんのだおー(おぬし⇒ぬし⇒にし⇒にーと変化したようです。)
彼方が売り飛ばしたのですか あのマダイは俺のですよ。

うでる 茹でる
[使い方]
タコおせてきたから、塩うでにしとけおー
タコを捕まえてきたから、塩茹でにしておきなさい。

海っぺり 海の縁(へり)
[使い方]
おめんち(家)は 海っぺりかい
お前の家は 海の縁ですか

うなるほど たくさん (唸るか?)
[使い方]
「旅行にやばねって ぜん(銭)がねんかい。」「そじゃねーおー ぜん(銭)ならうなるほどあるおー」
「旅行に一緒に行かないそうだけど、お金がないんですか。」「そうじゃないですよ  お金ならたくさんありますよ」

うめー 旨い、美味しい
[使い方]
こん まっか瓜は うめー
この まくわ瓜は 旨い

うめー 上手い 上手(じょうず)
[使い方]
こん子は 絵書くんが うめーなー
この子は 絵を描くのが 上手いなー

うめっぺゃー 旨いだろう
[使い方]
こん まっか瓜は うめっぺゃー
この まくわ瓜は 旨いだろう

うめっぺゃー 上手いだろう
[使い方]
こん子は 絵書くんが うめっぺゃー
この子は 絵を描くのが 上手いだろう

うら 細い物の先(釣竿なら竿先、樹木なら梢の先端)
[使い方]
あんまり 引きがつよって うらおっちまったおー
あまりにも引きが強くて 竿先を折ってしまいましたよ

うわっか 表面
[使い方]
あっちのはうわっかだけだどー よーかんまぜろ(お風呂のシーンを思いおこしてください)
熱いのは表面だけですよ。 よくかき混ぜなさい

うんだら おまえ達(うんだらの「うん」は「うぬ」が変化したようです)
[使い方]
うんだら 喧嘩うっかー
おまえ達は喧嘩を売るのか!

うんてー 重い
[使い方]
この神輿 うんてーなー
この神輿は 重いねー

うんとある たくさんある
[使い方]
ぜん(銭)ならうんとあるおー
お金ならたくさんありますよ

うんならかす 一生懸命
[使い方]
(自転車で)うんならかして こーよー
自転車で 一生懸命漕いで 来いよ




Hガニ ヒラツメガニ(このカニの甲羅にはHの模様が鮮明です)
[使い方]
Hガニ獲りいんべー
ヒラツメガニを獲りに行きましょう

エビガニ アメリカザリガニ
[使い方]
エビガ二おせて クロデェ釣りにいっべー
アメリカザリガニを獲ってクロダイ釣に行きましょう(3センチ程が釣り餌には良い)

えれぇこつ 大変なこと、大事
[使い方]
かしゃっぱ 燃してたらおー 小屋ん火が付いちゃって えれぇこつんなっちったおー
落ち葉を燃していたら 小屋に燃え移って 大変なことになっちゃいましたよ



おあがんなさいまし(おあがんなと略すと男性) こんにちわ!(あいさつ)
[使い方]
(出会った時の挨拶)おあがんなさいまし
こんにちわ!
香取市在住のhiroshiさんから旭市周辺で使われるとのメールをいただきました。

おいね(おんね) 良くない いけない(手に負えないの「負えない」が変化したようですね)
[使い方]
喧嘩しちゃおいねさ
喧嘩をしてはいけないよ。

おいねこったさー いけないですよ 困りますよ
[使い方]
おいねこったさー 台風がくんだっておー
困りましたね 台風が来るそうですよ。

おおこえ あぁ疲れた の他に「おお怖い」という意味でも使います
[使い方]
おおこえ こんな方まで来ちゃったんかー
あぁ疲れた こんな遠くの方まで来てしまったのか

おおごっつぉ たいそうなご馳走
[使い方]
まちでんねぇのに おおごっつぉだなー(まちとはお祭りのことです。勝浦のお祭りは「かつらんまち」、大原の裸祭りは「おはらんまち」です)
お祭りでもないのに 大層なご馳走ですね。

おおへび(大蛇) アオダイショウ(青大将)
[使い方]
外房では「アオダイショウ」のことを「おおへび」と呼びます。「マムシ」や「ヤマカガシ」と比べ、大きく長く、また、家の周辺に棲息して家を守っている「主」との畏敬の意もあるように思います。。

おおぼね(大骨) 大層困難な仕事
[使い方]
漁師会の会長かい おおぼねだんにおー
漁師会の会長ですか 大層な役割ですね

おかまいなく 気を遣わないで
[使い方]
すぐ けっから おかまいなく(女性言葉ですが、男性なら「すぐん けっから かまわねーでーなー」 )
すぐに帰るから 気を遣わないでください(お茶や茶菓子を用意しないで)

おじ、おんじ 次男坊や三男坊
[使い方]
おめは ○○丸とこん おじかー(外房では、苗字でなく屋号や持ち船の名で表すのが通例です)
お前は ○○丸の家の 次男坊(三男坊)ですか。

おしまいなさいまし(おしまいなと略すのは男性) こんばんわ!
[使い方]
(道などで出会った時のあいさつ)おしまいなさいまし
こんばんわ!
香取市在住のhiroshiさんから旭市周辺で使われるとのメールをいただきました。

おしゃらく 着飾る(お洒落(おしゃれ)を読み間違ったのではないんですよ)
[使い方]
おしゃらくしてどーさいっだー
そんなに着飾って 何処に行んですか

おせる 捕まえる
[使い方]
タコおせたおー
タコを捕まえましたよ。

おだされる 怒られる、どやされる
[使い方]
あんえ(家)の柿盗むとおだされっどー
あの家の柿捕ると どやされるよ

おちょくる からかう
[使い方]
おちょくるんじゃないよ
からかうのじゃないよ
紀の国和歌山県那智勝浦町に在住の佐藤さんから (お姉さんの嫁ぎ先が外房だそうで、同じ方言があるってお聞きしたもんで)

おっかかる 寄りかかる
[使い方]
そんぜーもくにおっかかってっとあぶねーどー
その材木に寄りかかっていると危ないぞ

おっかながりぼー 怖がり
[使い方]
隣ん隆志はおっかながりぼーだなー
隣の隆志は怖がりだなー

おっかながる 怖がる(「おっかんがる」とも言います)
[使い方]
そんけーの波でおっかながるなー
その程度の波で怖がるな

おっかなびっくり 怖くてびくつく様子
[使い方]
宏けー お化け屋敷かん おっかなびっくりに けってったおー
宏か お化け屋敷から 怖くてびくびくしながら 帰って行ったよ

おっかんねー 怖い(「おっかねー」とも言います)
[使い方]
時化ん時の堤防はおっかんねー
時化た時の堤防の上は怖い

おっくじる (誤って)折ってしまう
[使い方]
(盆栽の松の枝を)おっくじるなおー
(盆栽の松の枝を)間違って折るなよ
外房漁師町在住の水田さんの提供

おつけ 味噌汁
[使い方]
おつけん実はあんだー
味噌汁の具はなんですか

おっさ(ああっさ) そうですよ(肯定する時に使います)
[使い方]
おっさ 時化ばりだったかん 値がいいおー
そうですよ 時化が続いたから 値がいいですよ

おっだされる 追い出される
[使い方]
そげんことしたら おっだされっどー
そんなことしたら 追い出されるよ

おっだす 追い出す
[使い方]
働らかねーでブラブラしてっと おっだすどー
働かないでブラブラしてると (家から)追い出すぞ

おったまげる びっくりする(魂消る)
[使い方]
(潜っていて)顔上げたら すぐそばんクジラがいたんだおー おったまげたおー(スナメリは1.8メートルほどのイルカです)
(潜っていて)顔上げたら すぐ傍にクジラ(スナメリが多い)がいたんですよ びっくりしたよ

おっちぬ 死ぬ
[使い方]
嵐ん日に泳ぐとおっちぬど
嵐の日に泳ぐと死ぬぞ
亀吉さんから掲示板に書き込みいただきました。

おっちんじゃう 死んでしまう
[使い方]
嵐ん日に泳ぐとおっちんじゃうど
嵐の日に泳ぐと死んでしまうぞ
亀吉さんから掲示板に書き込みいただきました。

おっつぁれる 追いつかれる
[使い方]
(小学校の運動会で)速(はや)しねーと おっつぁれっどー
(小学校の運動会で)速く走らないと 追いつかれるぞ

おっつぁれる 押し付けられる
[使い方]
あげんできん悪いスイカ おっつぁれたんかー(「できん」は出来の)
あんなに不味いスイカを 押し付けられたのですか

おっぱずれる 外れる(誇張する時などに使う)
[使い方]
そん結い方じゃ おっぱずれっどー(結い方(ゆいかた)とは「結び方」のこと)
その結び方では 外れちゃうぞ

おっぱなす 追い放す
[使い方]
メジロかー めっかっとやっけーだから おっぱなしちゃえおー
メジロか (警察に)見つかると面倒だから 追い放せよ

おっぺし 砂浜に船を押し上げる(出す)人
[使い方]
九十九里はイワシの産地ですが、港がないため「おっぺし」が砂浜からアグリ船を押し出したり、押し上げたりしてました。
イワシ漁は真冬が盛期です。雪の日でも、浜のおかみさんたちは乳房丸出し、男たちは褌ひとつの裸に近い姿で頑張りました。

おっぺす 押す (「押す」よりも「力を込めて押す」が感じられます)
[使い方]
(堤防の先端で)あぶねーから おっぺすなおー
(堤防の先端で)危ないから 押すなよ

おば、おんば 次女・三女のこと おじ、おんじは次男・三男
[使い方]
あんなごは、○○○(屋号)のおんばかい
あの女の子は、○○○(屋号)の次女(三女)ですか 

おべんちゃら 心にもないお世辞
[使い方]
そんなおべんちゃら言われたって 嬉しゅうねーおー
そんな心にもないお世辞言われても 嬉しくないですよ

おめえ お前 (年上・格上の人には「おめえ」 「年下・格下の人には「にし」と微妙に使い分けられます)
[使い方]
あんましみかけねっけんが おめえはどんもんだー
あまり見かけないけど お前は何処の人だ

おめらげ お前の家 (年上・格上の人の家は「おめらげ」 「年下・格下の人の家は「にしらげ」と微妙に使い分けられます)
[使い方]
おめらげに いっべとおもってたんだおー
お前の家に 行こうと思ってたんですよ

おめらんほう お前の方 お前の住んでる地域
[使い方]
おらん方じゃ 「ごにゃら」つうんだけんが おめらん方じゃ あんつうだ
俺の住んでる方では 「ごにゃら(アメフラシ)」って言うけど お前の住んでる方では なんて言うんですか

おめんがに お前のために、お前用に(「にしんがに」も同意語)
[使い方]
隣から 成田ん羊羹貰ったかん おめんがに とってあるおー
隣から 成田の羊羹を貰ったので お前用に 残してあるよ

おらげ(俺ら家) 俺の家のことですが、「俺ん家(おれんち)」とも言います
[使い方]
おらげでいっぺえやっべさー
俺の家で(酒)一杯やりましょうよ

おらんほう 俺の方 俺の住んでいる地域
[使い方]
おらんほうじゃ 食わねぇよ
俺の住んでいる地域じゃ 食べませんよ

おんだされる 追い出される(おっだされるとも言います)
[使い方]
そんな法外なこと言ったら おんだされっどー
そんな無茶なこと言ったら 追い出されるぞ

おんなんこ 女の子
[使い方]
隣んちで おんなんこが生まれたんだお〜
隣の家で 女の子が生まれたんですよ
亀吉さんから掲示板に書き込みいただきました。

おんねぇ(おいねぇと同意語) いけない
[使い方]
そんなあぶねーことやっちー おんねぇなー
そんな危険なことやっては いけないなぁ

おんます 追い回す。掻き回すは「かんます」と言います
[使い方]
あん猫ばーり おんますなー
あの猫ばかりを 追い回すな

おんもり たくさん・山盛りの意味です。「大盛り」が変化したのでしょうか?
[使い方]
腹減ったっぺやー おんもり食えよー
お腹が減ったでしょう たくさん食べなさいよ。



[か行]

かぁーせね 食べさせないの意。「食わせない」が変化したのでしょう。
[使い方]
はやしゅくでぇ終わりんしねと 晩飯かぁーせねどー
早く宿題を終わらせないと 夕ご飯食べさせないぞ

がいども ガキども
[使い方]
あんがいどもは 悪いことばありして おんねなー
あのガキどもは 悪いことばかりして いけないなー

(○○に)限るっぺー ○○が一番でしょう
[使い方]
こうさびーと鍋もんに限るっぺー
こう寒いと鍋物が一番でしょう

○○かしー ○○かしら
[使い方]
あん山ん向こうにけぶ(煙)が出てっけんが、火事かしー
あの山の向こうに煙が出ているけど、火事かしら

かしゃっぱ 落ち葉(農村で使いますが、漁村では使われない)
[使い方]
焼き芋食いてんかー だら かしゃっぱ集めろよー
焼き芋が食べたいのですか それなら 落ち葉を集めなさいよ

かせる 食わせる
[使い方]
腹減ったんだっぺおー あんでんかせとけよー
腹が減ったんだろうよ 何か食べさせておけよ

かせる かぶれる
[使い方]
あそんある木は漆だかんな、かせっから寄んじゃねーどー
あそこにある木は漆だからね、かぶれるから近寄るんじゃないよ

かたす 片付ける
[使い方]
そいらにある、空いた樽 かたしてくんなお
その辺りにある空き樽を片付けてくださいよ。

ガチャガチャ クツワムシ(「虫の声」という唱歌にあるように鳴き声からですね)
[使い方]
カンテラ作って ガチャガチャおせんいっベー
カンテラを作って クツワムシを捕まえに行こう

かつ カツオ(鰹)
[使い方]
晩のおかずはかつん刺身けー
晩ご飯のおかずはカツオのお刺身ですか

かっ 「なーんだ」(期待はずれの時に使います)
[使い方]
かっ たったそっだけかー
なーんだ たったそれだけか

かっか お母さん(かかぁが訛ったものでしょうか)
[使い方]
かっか 明日給食当番だかん 忘れねーでよ
お母さん 明日給食当番だから 忘れないでね

かっ食らう(かっ込むとも言う) 急いで食べる
[使い方]
汽車ん間に合わねーどー かっ食らって さっさと行けよ
電車に間に合わないぞ 急いで食べて 早く行きなさいよ

かっくらす 頭をゲンコツで殴る
[使い方]
親んゆーことかきねから かっくらせおー
親の言うことを聞かないから 頭をゲンコツで殴れよ

かっくらす 殴る
[使い方]
また喧嘩したんかー 口で言ってわかんねんなら かっくらすど
また喧嘩したのかい 口で言ってわからないなら 殴るぞ

かっちゃべる おしゃべりをする
[使い方]
そんなんかっちゃべってたら 仕事がしめーねーどー
そんなにおしゃべりばかりしてたら 仕事が終わらないぞ

かってぼ やりきれない気持ちを誰ともなく言う言葉
[使い方]
「こんかってぼさー」なんて一人ごちる。勝手な人から訛ったようです。

勝手もん 自分勝手な人
[使い方]
あんやろは勝手もんだー
あの野郎は自分勝手だ!

かっぱらい 泥棒
[使い方]
三人でかっぱらいをつかめーた  酔っ払い=酔った人と同様に変化したのか
三人して 泥棒を捕まえた。

かっぱらう 盗み取る
[使い方]
タテノんけーかっぱらうんじゃねーどー
タテノ(保護・禁漁区)の鮑を盗んじゃないよ

かっぽじる 掻き穿る
[使い方]
耳ん穴かっぽじって よー聞けよ
耳の穴を穿って よく聞きなさいよ

ガナズ(又はガナゾ) 鬼ヤドカリ
[使い方]
ガナズがへったら こしてくんな
鬼ヤドカリが(海老網に)掛かったら 譲ってください。(イシダイ釣りの餌)

がぶくった 大雨で雨水が靴の中に大量に入りガブガフ音を立てている状況
[使い方]
こん雨で卸したばぁりのバッシューががぶくったよぅ
この(大)雨で、卸したばかりのバスケットシューズに大量の雨水が入ってガブガブ音を立てているよぅ
長生郡ご出身のかめ吉さんからの提供です。

かまぁねーで おかまいなく(「もてなさないで」と言った意)
[使い方]
近所まで来たんで 寄らして貰っただよー すぐけっから かまぁねーでね
近所まで来たので 寄ってみました すぐ帰るから おかまいなく

(臭いを)かむ (臭いを)かぐ
[使い方]
こりゃ あんの臭いだっけねー ちょっとかんだだけじゃ わかんねーおー
これは 何の臭いでしたっけねー ちょっと嗅いだだけではわからないよ

がめる 盗む
[使い方]
庭ん柿は にしらが がめたんかー
庭にあった柿(の実)は お前たちが 盗んだのか
いすみ市在住のNさんからメールをいただきました。

からっきし まるっきり、まるで
[使い方]
かかぁが入院したら からっきし意気地がねーなー
奥さんが入院したら まるっきり意気地がないですね

かれる 食える
[使い方]
えー にっしゃ まっと かれっか
ねぇー 彼方は もっと 食えますか
御宿町ご出身で名古屋市に在住の洋子さんからの提供です。

かわいそぎに かわいそうに(あまりにもかわいそうに)
[使い方]
かわいそぎにおぅ たった一人の跡取りをダンプに撥ねられちゃうなんておぅ
かわいそうに たった一人の長男をダンプカーに撥ねられてしまうなんて

がんだ 芯が残ったご飯(炊いている途中で蓋を開けるとね)
[使い方]
炊いてる途中に蓋あけたっぺー がんだだおー
炊いてる途中で釜の蓋を開けたでしょう ご飯の芯が残ってますよ

かんだち 雷、神立
[使い方]
神立が近けからはやぁけーれ。
雷が近付いてきたから早く帰りなさい。

がんばんべー 頑張りましょう
[使い方]
(畑仕事などの作業)あとちっとばーりだかん がんばんべー
(畑仕事などの作業)あと少しだから 頑張りましょう

かんねぇ 食えない
[使い方]
そっは渋柿だかん かんねぇよー 
それは渋柿だから 食えないよ
  御宿町ご出身で名古屋市に在住の洋子さんからの提供です。

かんます かき回す
[使い方]
(金魚掬いの屋台を想像してください)あんまり かんますなおー
(金魚掬いの屋台を想像してください)あまり かき回せないでよ



きせつ 怒って他人や物にあたる様子
[使い方]
おめんかんげどおりに動かねからって きせつ食わすんでねー
お前の考えどおりに動かないからって 他人にあたるんじゃない

キツネ 婚姻色に染まった渡りアイナメ
[使い方]
だっが釣ったんかい こんてっぱつなキツネはー
誰が釣ったのですか この大きな渡りアイナメは

きびしょ(う) 急須
[使い方]
お茶入れっかん きびしょ 取ってくれ
お茶を入れるから 急須を取ってください

きびがわりー 気味が悪い
[使い方]
あん道は 昼間っかん 薄暗ぅて きびがわりーなー
あの道は 昼間から 薄暗くて 気味が悪いな 

肝いれる いらいらする
[使い方]
にしんやり方見てっと 肝いれるおー
お前のやり方を見ていると いらいらするよ

ぎゅうと たくさん
[使い方]
腹減ったっぺから ぎゅうと食わしてやれ
お腹が減ったろうから たくさん食べさせなさい

ぎゅうという目ん会わせる さんざん痛い目に会わせる
[使い方]
あんやろ 生意気だかん ぎゅうという目にあわせろおー
あの野郎 生意気だから さんざん痛い目に会わせろ

きらっせー 来なさい
[使い方]
あしたかん おはらんまちが はじまっかん おめもきらっせーおー
明日から 大原のお祭りがはじまるから 君もきなさいよ

きられっかー 来れますか
[使い方]
あしたかん おはらんまちが はじまっけんが にしゃきられっかー
明日から 大原のお祭りがはじまるけど 君は来れますか

巾着蟹(きんちゃくがに) ヒラツメガニ(別称Hカニ)
[使い方]
暮れんなったら 巾着蟹獲りんいっぺー
12月になったらヒラツメガニを獲りに行きましょう



ぐえ(ぇ) 具合
[使い方]
あんやろ 今日も来ねっけんが ぐえでもわりんか
あの野郎 今日も来ないですが 具合(体調)でも悪いんですか

草ぼっけ 草だらけ
[使い方]
あそんちん庭は くさぼっけだねー
あそこの家の庭は 草だらけですね
いすみ市出身で荒川区に在住の鈴木さんから。

くたぶれる くたびれる
[使い方]
くたぶれたかんて じべたに座り込むんじゃねーおー
草臥れたからって 地面に座り込むのじゃないよ
大多喜町在住の小高さんからメールいただきました。使い方は良竿が・・・・・・

下(くだ)りもん 東京の市場を経由してくる魚介類や果物
[使い方]
そん富有柿は下りもんかい  (地のもん=その土地で獲れた物)
その富有柿は東京の市場から入ってきたものですか。

くっかい 来るかい
[使い方]
こっからくっかい
これから来るかい
いすみ市在住のhanaさんからメールをいただきました。。

くった 食べた
[使い方]
まんまくったかぁ
ご飯食べたか
勝浦市在住の元漁師さんからの提供です。

くったい ください(九十九里浜に面した東金周辺が中心)
[使い方]
明日も漁に出るかん 手伝って くったい
明日も漁に出るから 手伝ってください
大網白里町出身で練馬区に在住の齋藤さんの提供

くっちまえ 食べてしまえ
[使い方]
釣りんいっから はやくっちまえおー
釣りに行くから 早く(ご飯を)食べてしまえよ

くっちゃけ 口開け(海女によるアワビ・サザエ漁の解禁日)
[使い方]
くっちゃけは ゆっかだっけねー
口開けは 何日でしたっけねぇ

くっちゃべる おしゃべりをする(「かっちゃべる」とも言いますね)
[使い方]
隣ん姉さんは ようくっちゃべってんなー
隣のお嫁さんは よくおしゃべりしてるなー
宮城県出身で船橋市にお住まいの木村さんから宮城でも「くっちゃべる」ですとのメールをいただきました。

くっちゃみ(くっちゃめ) マムシ
[使い方]
あん山は くっちゃみがいっぺいっから 気ーつけっだどー
あの山には マムシがたくさんいるから 気を付けなさいよ

くむ・くずむ 崩れる
[使い方]
田ん土手がくんじゃったおー
田の土手が崩れちゃったよ

くれねっぺー くれないでしょうよ
[使い方]
美味そうなスイカだんにおー まだハシリだかん くれねっぺー
美味そうなスイカだなー まだ出始めだから くれないでしょうよ

くんなよ くださいよ
[使い方]
そん枇杷(売って・こして)くんなよー
その枇杷を(売って・譲って)くださいよ

くんなよ 来るなよ
[使い方]
あっちへいってろー こっちへくんなよー
あちらに行ってなさい こちらには来るなよ




けー(貝) アワビ
[使い方]
そん けー 寸足らだなー
そのアワビは 寸足らずだなー (寸足らず=一定の大きさに育っていないアワビは再放流して保護している。)

ゲール 蛙 ゲェル、ゲェロという地域もあります。食用蛙(ウシガエル)=食用ゲール
[使い方]
うっせー声でねーてるのは 食用ゲールだっぺー(だっペーも尻上りに発音すると相手に同意を求め、尻下がりの発音は断定を意味します)
うるさい声で鳴いてるのは 食用蛙だろ

けえど 道・道路
[使い方]
使い方は?
香取市在住のhiroshiさんから旭市周辺で使われるとのメールをいただきました。

けえる
[使い方]
明日は雨だっぺぇ けえるが鳴いてらぁ
明日は雨でしょう 蛙が鳴いてるよ
いすみ市(大原)出身で千葉市にお住まいのnakazyさんからメールをいただきました。

けえる 帰る
[使い方]雨が落ちてきたかん けえるおぅ
雨が降り出してきたので帰りますよ。
いすみ市(大原)出身で千葉市にお住まいのnakazyさんからメールをいただきました。

けっから 帰るから
[使い方]
すぐに けっから おかまいなく 
直に 帰るから (茶菓子の用意など)かまわないでください

けっこ (アワビの)貝殻を使って作るサンガ焼き
[使い方]
アジ釣ってきたかん けっこにして 
アジを釣ってきたから サンガ焼きにして

けぇったりー かったるい(なんとなくだるい・億劫)
[使い方]
まだ治ってねんだなー あんしても けぇったりーおー
まだ完治してないんでしょう 何をしても なんとなくだるいんですよ

けったくそわりい 腹立たしい・縁起が悪い
[使い方]
まちにいっべと出た途端、犬ん糞踏んづけちゃったおー、けったくそわりーおー
お祭りに行こうと(家を)出てすぐに、犬の糞を踏んじゃったよ。腹立たしいよ!
新宮市ご出身で名古屋市に在住のK・Tさんから「紀州でも同じです」とメールいただきました。

けったぐる 蹴り飛ばす・蹴り倒す
[使い方]
そん網 けったぐっじゃねー
その網を 蹴り飛ばすな

けっべ 帰ろう・帰りましょう(他者に促す時に)
[使い方]
もう おせから けっべけっべ
もう 遅いから 帰りましょう
亀吉さんから掲示板に書き込みいただきました。

けっぽり(けぇっぽり) 小さな池あるいは小川の上下流を堰き止めて水を汲み出し、魚を獲る方法(子供の遊び)
[使い方]
あした 天気がいかったら けぇっぽりにやべー
明日 天気が良かったら 「けえっぽり」に一緒に付いて来い

けつめど 肛門 (めどは穴のことですので、鼻の穴は鼻めどと言います)
[使い方]
痔んなっちまったおー けつめどがいてやー
痔になってしまいましたよ 肛門が痛いや

ゲール 蛙(カエル) 雨蛙は雨んゲール また「げぇろ」「ゲーロ」という地域もあります
[使い方]
エビガニ釣っべかん ゲールおせとけおー
エビガニ(アメリカザリガニ)釣ろうから 蛙を捕まえておきなさいよ

ゲジ ゴキブリ
[使い方]
ゲジみっけたら たたっ殺せ
ゴキブリを見つけたら 叩き殺しなさい

けっつまずく (石や階段などに)蹴り躓く
[使い方]
そんなんあわてんなー けっつまづうどー
そんなに慌てるな 蹴り躓くぞ

ケツもぐり 蟻地獄(ウスバカゲロウの幼虫)
[使い方]
あそいらまーしに ケツモグリ おせにいっべー
あの辺りに 蟻地獄を捕まえに行きましょう

けぶ 煙(けむり)
[使い方]
あん屋根から けぶが出てっけん 火事じゃねんかー
あそこの屋根から 煙が出ているけど 火事じゃないんですか

げれっぽ 最後尾、最下位
[使い方]
(運動会の徒競走などで)秀雄 はやーかけろー げれっぽになっどー
(運動会の徒競走などで)秀雄 速く走れ 最下位になるぞ

げんこ 拳骨(げんこつ)、拳で殴ること
[使い方]
親んゆーこと 聞かねーと げんこ食わすどー
親の言うことを聞かないなら げんこつで(頭を)殴るぞ

けんね 帰らない
[使い方]
東京で仕事見つけたから しばらくはけんねおー
東京で仕事見つけたから しばらくは帰らないよ。



此処(ここ) そ=其処(そこ)
[使い方]
「辰夫みねったかー」 「今さっきまで こにいたおー」
「辰夫見なかったか」 「ちょっと前まで ここに居たよ」

こいら・こいらまし この辺り。「あいらまし」はあの辺りの意。
[使い方]
こいらでよかっぺー
この辺りでいいでしょう

こえー 疲れる・疲れたの意。
[使い方]
ほんこん、こえーかんなよ
本当に疲れたなぁ
亀吉さんから掲示板に書き込みいただきました。

こ汚たねぇ 薄汚い
[使い方]
おはらんまちん行くのん こきたねぇかっこじゃ おんねおー
大原のお祭りに行くのに 薄汚い格好では いけませんよ

こしてくれ 譲ってください
[使い方]
きゅーん客が来たかん けーをこしてくれ
急にお客さんが来たので アワビを譲ってください。

こじゃ(小茶) 10時のお茶
[使い方]
そろそろこじゃんすべー
そろそろお茶にしましょう (野良仕事などの合間に軽くする10時のお茶が「こじゃ」)

ごじゃばこ ごちゃごちゃの箱から転じて計算や判断が出来ないこと
[使い方]
あんやろは ごじゃばこだかん かんじょはさせんなおー
あの野郎は 計算が出来ないから 金の計算はさせるな

ごじゃへ ばか、わからずや
[使い方]
あじょんもしょーがねぇごじゃへの相手は疲れんねぇ
どうしようもないわからずやの相手は疲れるねぇ。
御宿町にお住まいのMaimaiさんから掲示板にいただきました。

こしょぐる くすぐる(こちょぐるとも言いますね。)
[使い方]
こしょぐんじゃねー
くすぐるのじゃありません

こすい ずる賢いの意。「こすけー」とも言います。
[使い方]
あんやろは こすいどー
あの野郎は ずる賢いぞ
新宮市ご出身で名古屋市に在住のK・Tさんから「新宮でも同じです」とメールいただきました。

こせる 拵える・作る
[使い方]
アジん開き はやこせとけー
アジの開きを早く作っておきなさい。

こっだけ これだけの意。「こんだけ」とも言います。
[使い方]
獲った海老はこっだけかー
(エビ網漁で)獲ったイセエビはこれで全部ですか

ごったすた 散らかし放題
[使い方]
あんだい にーの部屋は ごったすただんにおー
なんですか あなたの部屋は 散らかし放題じゃないか
外房漁師町在住の水田さんの提供

ごっつぉ ご馳走
[使い方]
ゆんべは ごっつぉさんでした
昨夜は ご馳走様でした

こっぺつう つべこべ言う
[使い方]
そんけーんことで こっぺつうなー
そのくらいにことで つべこべ言うな

こてらんねー 応えられない
[使い方]
こん刺身は こてらんねねー
このお刺身は 応えられない美味さですね

ゴニャラ アメフラシ(ウミウシの仲間)
[使い方]
でーの上は ゴニャラばーりだおー
台の上(磯の上)は アメフラシばかりですよ

こねぇかい 来ませんか
[使い方]
釣れてるけど、こねぇかい
釣れてるけど、来ませんか!
いすみ市在住のhanaさんからメールでいただきました。

こまっちゃくれ 話し方・動作・考え方などが変に大人びている子供
[使い方]
○○んちの幸っちゃんは こまっちゃくれてんねー
○○の家の幸っちゃんは 変に大人びているね

ゴロゴロ様 カミナリ、カミナリ様  (幼児言葉)
[使い方]
ゴロゴロ様が来たかん へそ しまえ
カミナリが鳴り出したから へそを仕舞いなさい。(へそを取られると教えらましたけど、下着がだらしないことや寝相が悪いことを直そうとする愛情が感じられます。)

こんけぇ このくらい(の量や大きさ)
[使い方]
でっぱつな けーだってなー こんけぇかい
大きな鮑だってねー このくらいの大きさですか

こんなんが・・・・・ このようなのが
[使い方]
アジ釣りのハリにゃー こんなんがいいんだおー
アジ釣りのハリには このようなのがいいんですよ




[さ行]
下がりガンクリ ツララです。(単にカンクリとも言う)
[使い方]
さびーと思ってたら、下がりガンクリがあるおー
寒いと思ってたら ツララがあるよ

さぜ サザエ。「さぜぇ」とも言います。
[使い方]
磯んサゼ獲りにいっかー
磯にサザエ獲りに行きますか

さっき すこし前 (今さっき=少し前・直前)
[使い方]
「辰夫みねったかー」 「さっきまで こにいたおー」
「辰夫見なかったか」 「少し前まで ここに居たよ」

さびぃ 寒い
[使い方]
おはよう 今日はさびぃねぇ
おはよう 今日は寒いね
青森県の南部の小太郎さんから南部弁と同じとのメールいただきました。

三月豆 サヤエンドウ
[使い方]
裏いって 三月豆もじいてこー
裏の畑に行って サヤエンドウを採ってきなさい(温暖な外房は3月に路地物のサヤエンドウが採れます)

サンペラ サッパ
[使い方]
サンペラばーりで、アジは釣れねー
サッパばかりで アジが釣れない (岡山では「ママカリ」と珍重されるサッパも外房では人気の無い外道です)



しける 湿る
[使い方]
こんマッチはしけてるおー 火が付かねやー
このマッチは湿ってるよ 火が付かないや

しこたま 沢山
[使い方]
アジかい さっきけったもんは しこたま釣ってったどー(アジが釣れるか聞かれた漁師さん)
アジですか 先ほど帰った人は 沢山釣って行きましたよ

ジジババ 春蘭
[使い方]
あん土手んジジババ 咲いてっかなー
あの土手にある春蘭は 咲いてるかね

したっけんよー そうしたけど、だけれども
[使い方]
あん場所へ移ったんですよ したっけんよー 釣れねったおー
あの場所に移ったんですよ だけれども 釣れなかったんですよ

しっただか たくさん
[使い方]
あの場所にはしっただかあるよ
あの場所にはたくさんあるよ
香取市在住のhiroshiさんから旭市周辺で使われるとのメールをいただきました。

しつけえ しつこい
[使い方]
おんなじ事をいつまんでも しつけえなあ
同じことをいつまでも(言い続ける・問い質す)しつこいなぁ

しっぱね 尻はね
[使い方]
どー あるって来たんだ しっぱねがすげどー
何処を歩いてきたの 尻はねがすごいですよ (雨降りの悪路を歩くと泥がお尻の方まで跳ね上がります)

死にっぱぐれる 死にはぐれる、死ぬような危ないめに会う
[使い方]
急な時化だっぺー 死にっぱぐれちまったおー
急に時化てきたでしょう 死にはぐれちゃいましたよ

地(じ)のもん 地元で採れた物、(東京の市場を経由してくる物は「下(くだ)りもん」)
[使い方]
こん みかんは 地のもんだっぺー すっぺやー
このみかんは地元で採れた物でしょう すっぱいです

じびぃ 地曳網
[使い方]
じびぃんアジだすべー
地曳網で獲れたアジをあげましょう

じべた 地面
[使い方]
くたぶれたかんて じべたに座り込むんじゃねーおー
草臥れたからって 地面に座り込むんじゃないよ

しまうべー おしまいにしましょう
[使い方]
陽がくれっかん しまうべー
(畑などの作業中)陽が暮れるので おしまいにしましょう。

しめーまで 最後まで
[使い方]
そんなこと言ってねっぺやー しめーまでよう聞けおー
そんなこと言ってないでしょう 最後までよく聞きなさいよ

しゃくう、しゃくる 網で掬う
[使い方]
「そんセグロはあんした」「そん港でしゃくってきたおー」
「そのセグロイワシはどうした」「そこの港で掬ってきたんだよ」

順繰り 順番どおり
[使い方]
喧嘩しねで 順繰りんやんなー
喧嘩しないで 順番どおりにやりなさい

しょったれる 潮風にあたってべとべとする
[使い方]
車んガラスがしょったれてるよ
自動車のガラスが潮風にあたっとべとべとしているよ

しょっぺぇ しょっぱい
[使い方]
きょん おつけは しょっぺぇなー
今日の 味噌汁は しょっぱいな

ションベン 小便
[使い方]
メメズに ションベン引っ掛けると チンポがまがっどー
ミミズに 小便をかけると チンポコが曲がるぞ

ションベンゲール 雨蛙
[使い方]
雨蛙は逃げる時に尻から液体を出して跳ねるから「小便蛙」と言いますが、これが訛ると「ションベンゲール」

ションベンボー タカノハダイ(タカッパ)
[使い方]
しょんべんぼーいんのか
タカノハダイいりますか(魚肉がアンモニア臭なことから小便と?)

○○しらっせー ○○しなさい
[使い方]
学校から帰ったら 早ようしゅくでぇしせっせおー
学校から帰ったら 早く勉強しなさいよ

しらっぱぐれる 知らない振りをする
[使い方]
あそんちのかーちゃんは 道で会ってん しらっぱぐれてらー
あの家の奥さんは 道で会っても 知らない振りしてるよ

しんね、しんねえ 知らない
 
[使い方]
にしゃ そんなこと しんねんかー
彼方は そんなこと(一般常識のような誰でも知っていること)知らないのか



すいずい 好き好き
[使い方]
蓼食う虫もすいずいだおー
蓼食う虫も好き好きですよ。

すいたん ボーズ(釣り用語で釣果ゼロ)
[使い方]
きんのはすいたんだったおー
昨日はボーズでしたよ。

ずう黙る おし黙る
[使い方]
いつまっでん ずう黙ってねぇで、あんとか言えおー
いつまでも 押し黙っていないで なんとか言いなさいよ

すずみでぇ 涼み台
[使い方]
夏ん湯上りは すずみでぇが 一番だのー
夏の湯上りには 涼み台が一番いいですね。

すっぺぇ 酸っぱい
[使い方]
こん夏みかんは すげーすっぺぇなー
この夏みかんは すごく酸っぱいなー

すてれっぱつ 超特大 でっぱつ=特大  内房の富津周辺では「ずねー」と言うそうです。
[使い方]
尺超えるような すてれっぱつな けーだ
尺を超えるような 超特大な アワビだ

すなっぱたき 砂はたき(集団で旅行した後に、集まっていっぱい飲む慰労会)
 
[使い方]
↓の「すなっぱれー」を参照ください。

すなっぱれー 砂払い(集団で旅行した後に、集まっていっぱい飲む慰労会)
[使い方]
こんめーん旅行の すなっぱれーを こんどん日曜にやっべおー
この前の旅行の 砂払いを 今度の日曜にやりましょうよ

寸足らず 規定の大きさに達しないアワビ(すんたらと略すことも)
[使い方]
寸足らずだかん 放しなおー
規定の大きさになってないから 放流しなさいよ



セイランボー エンピツサヨリ(クルメサヨリ)
[使い方]
そろそろ セイランボーの 時期だっぺー
そろそろ エンピツサヨリが釣れる頃でしょう

ぜぇ 在 在郷
[使い方]
○○丸んとこじゃ嫁さんを ぜぇから貰ったんだっておー
○○丸のところでは お嫁さんを 在(この場合は街から離れた農村)から貰ったんだってよ

セーカチ(サイカチ) カブト虫(サイカチの木によく来ます)
[使い方]
セーカチおせんいっかー
カブト虫を捕まえに行きますか

せぐる (他人の土地を)少しずつ削り取って自分の物にする
[使い方]
あんやろは 人ん畑をせぐってんだおー
あの野郎は 他人の土地を少しずつ削り取って 自分の物にしてるんですよ

せっつう せっつく(急がせる)
[使い方]
はやしろーって そんなんせっつうなおー
早くしろってそんなに急がせるなよ

せっつう せっつく(催促する)
[使い方]
「こんめ貸したぜん はやーけーせー」 「そんなんせっつうなおー いまんけすおー」
「この前貸した金 早く返せ」「そんなに催促するなよ そのうち返すよ」

せんに 以前に
[使い方]
そん竿は おっが せんに貸したんだっぺー
その釣竿は 私が 以前貸したものでしょう



そこ(其処) こ=ここ(此処)
[使い方]
「出刃みなったかー」「そにあんだんにおー」
「出刃包丁見かけませんでしたか」「そこにあるじゃないか」
外房漁師町在住の水田さんの提供

そいた (そう)言った
[使い方]
あそにあるってそいたんは、にしだっぺや
「あそこにある」って言ったのは、お前だろう
 

そうだっぺー そうでしょう
[使い方]
「きんのは潮がようて いっぺ釣れたおー」 「そうだっぺー」
「昨日は潮が良かったので たくさん釣れましたよ」 「そうでしょう」

そうだのー(外房の農村で) そうですね(肯定する言葉 NoではなくてYesです)
[使い方]
「天気が続いて いいやんべだなー」「そうだのー」
「晴れの日が続いて いい具合ですねー」「そうですねー」

そこいらまし その辺り。この辺り=こいらまし。あの辺り=あいらまし
[使い方]
そこいらましにタバコねーか
その辺りにタバコないですか

ソゾメ ガマズミの実
[使い方]
晩秋に真っ赤に色付くガマズミの実は酸味がありますが、絶好のおやつでした。
口に含んで種だけを吐き出す独特の食べ方は今でも忘れえぬ思い出です。

そっけぇ そうですか
[使い方]
「明日から時化だってねぇ」
「そっけぇ、凪ぎっまでかけらんねか」(凪ぎるまで網は仕掛けられないか)

そった 言った・そう言った
[使い方]
明日旅行だって、だっがそったの
明日旅行だと誰がそう言ったの。

そっだば それなら(「だば」と略すこともあります)
[使い方]
「今日は用があってでかれらんねーおー」「そっだば あしたんしべおー」
「今日は用事があって出掛けられないよ」「それなら 明日にしましょうよ」

そんじょそこら やたらその辺り
[使い方]
こっだけん絵は そんじょそこらにはねーおー
これだけの絵は やたらその辺には ないですよ

ぞんぜ ぞんざい
[使い方]
人んもんでも ぞんぜにすんなー
他人の物でも ぞんざいに扱うな

そんだば それなら(「だば」と略すこともあります)
[使い方]
「今日は用があってでかれらんねーおー」「そんだば あしたんしべおー」
「今日は用事があって出掛けられないよ」「それなら 明日にしましょうよ」




[た行]
タカッパ タカノハダイ
[使い方]
タカッパだけん食うか
タカノハダイだけど食べますか

だかん だから
[使い方]
今日は 小潮だかん 磯はひわねーおー
今日は 小潮だから 磯(の潮)は引かないですよ

たけー 高い(高さ、値段)
[使い方]
そんなんたけーの だんも買かわねっぺー
そんなに高い物 誰も買わないでしょう

だけんが ですが
[使い方]
「あんまし 獲れねんだおー だけんが 値がいいかんおー」
「あまり獲れないんですよ ですが 値がいいからよ」

だすべー 譲りましょう
[使い方]
けー 食うんならだすべー
アワビ食べるのなら 譲りましょう

たたっけえす たたき返す
[使い方]
ゆっかも借りてねーのに けえせってせーそくかー そんなもん たたっけえしてこー
何日も借りてないのに 返せって催促か そんな物 たたき返してこい/td>

たたっつぇる 叩きつける
[使い方]
さぜ食いてんかー そん岩さたたっつぇて 殻割ればいんにおー
サザエを食べたいのか その岩に叩きつけて 殻を割ればいいのによ

ただっぴれー とてつもなく広い
[使い方]
あんえは ただっぴれーなー
あの家の敷地は とてつもなく広いですね

○○ってこったよ ○○ってことですよ
[使い方]
手ーかければ そっだけ うめってこったよ
手をかければ それだけ 美味いってことですよ

だっしょ場 潮が沖に払い出している場所(泳ぐと危険)
[使い方]
あそは だっしょ場だかん 泳ぐんじゃねーどー
あそこは 潮が沖に払い出している場所だから 泳いでは駄目ですよ

だっだー 誰だ
[使い方]
こんなとこん 車止めたんは だっだー
こんなところに 駐車したのは 誰だ

○○だっぺー ○○でしょう そうだっぺー=そうでしょう
[使い方]
あそにいんのは 隣ん政男だっぺー(だっペーを尻上りに発音すると相手に同意を求め、尻下がりの発音は断定を意味します)
あそこにいるのは 隣(の家)の政男でしょう

たつぼ(田壷) タニシ
[使い方]
たつぼ獲りにいんべー
タニシを獲りに行こう

タテメェ 建前=上棟式
[使い方]
○○っちでタテメェだってから、餅拾いにいっべや
○○さんの家で上棟式だってから、お餅を拾いに行こうよ
外房では上棟式や船の進水式で、お餅やお金、お菓子などを撒く風習があります。

玉・磯玉 磯にいる小さな巻貝の総称(釣りに使うタモ網ではありません)
[使い方]
潮引いたら 玉獲りにいんべー
干潮になったら 小さな巻貝を取りに行こう

だまくらかす 騙す
[使い方]
おんがこと だまくらかすんじねーよー
俺のことを 騙すんじゃないよ

たまん来る たまに来る、時たま来る
[使い方]
「おめんにとこの 幸っちゃんは あっから こねんけー」「たまん 来るよ」
「貴女の家の幸っちゃんは あれから来ないんですか」「たまには来ますよ」

たもくそ 綿埃の塊
[使い方]
「箪笥ん裏がたもくそでいっぺだおー」
「箪笥の後が綿埃で一杯だー」

だら なら、それなら
[使い方]
あそびてんかー だら しゅくでやっちゃえよー
遊びたいのか それなら 宿題をやってしまいなさいよ

たらげる ちらかす
[使い方]
そんなん たらげんなおー
そんなに 散らかすなよ

○○をたれる 屁(おなら)、糞(大便)、しょんべん(小便)をする
[使い方]
あんだん 臭せーなー だっか 屁たれたっぺやー
何だか 臭いな 誰か 屁をしたでしょう

田んくろー 田の畔(あぜ)
[使い方]
田ん水がねーなると思ったん 田んくろーに穴明いてたおー
田の水がなくなると思っていたら 田の畔に穴が明いてたよ

たんげ たんかい(淡貝=淡水に生息する大きな二枚貝、田の貝も語源の一つかも)
[使い方]
たんげ獲りにいっかー
淡貝を獲りに行きますか

たんねぇ 足りない
[使い方]
こん竿買いてっけんが、銭(ぜん)がちっとたんねぇんだおー
この釣竿を買いたいのだが、お金が少し足りないんだよ

だんのだ 誰のだ
[使い方]
こん竿は だんのだ
この釣竿 は誰のだ



ちぃちゃっけ すごく小さい  (小さい=ちゃっけーよりもさらに小さい)
[使い方]
ちいちゃっけー けーだなー
すごく小さいアワビだな

ちっこ 乳首
[使い方]
まだねんねだなー ちっこ咥えてらー
まだ赤ん坊ですね 乳首を咥えてるよ

ちっこ 茅萱の根
[使い方]
ちっこをしゃぶってらー
茅萱の根をしゃぶってるよ(これがことの他甘いんですよ)

ちっとばーり ほんの少しだけ
[使い方]
おめん弁当 ちっとばーり食わしてみろ
お前のお弁当を ほんの少しだけ食べさせてみろ

ちゃっけえ 小さい
[使い方]
あそん浩は ちゃっけーのに よう手伝うなー
あそこの(家の)浩は 小さいのに よく手伝いますね

ちゃっちゃう 捨ててしまう (「ふっちゃっちゃう」とか「うっちゃっちゃう」とも言います)
[使い方]
そんな くだらねーもん ちゃっちゃえおー
そんな くだらない(価値の無い、つまらない)ものは 捨てちゃえよ

ちゃんちゃらおかしい ふさわしくなくおかしい様子
[使い方]
おめがそんなこと言うなんて ちゃんちゃらおかしい
お前がそんなこと言うなんて 相応しくなくおかしいよ

ちょうされる からかわれる
[使い方]
あんなごに ちょうされてんだおー
あの女に からかわれてるんだよ

ちょろい 簡単な
[使い方]
こんけーのしゅくでぇは ちょろいもんだよ
このくらいの宿題は 簡単ですよ

ちんどりさっけ 血みどろ(「ちんどろさっけ」とも言います)
[使い方]
あんだ 喧嘩ししたんかー ちんどりさっけだんにおー
何だ 喧嘩したのかい 血みどろじゃないか



つっけえす つきかえす
[使い方]
そんなもん つっけえして来い
そのような物は 着き返して来い

つっけえる 前に帰る
[使い方]
せんにゃ甘柿だったんだけんが つっけえったのかなー
以前は甘柿だったのに 渋柿に帰ってしまったのですかね

つっ刺す 突き刺す
[使い方]
古釘が落ちてっから 気ーつけろ つっ刺すといてどー
古釘が落ちているから 気を付けろ 突き刺すと痛いよ

つっ尖がった (尖ったの強調語)
[使い方]
銛ん先は つっ尖がってるから 人に向けんなよ
銛(モリ)の先は すごく尖っているから 人に向けるなよ

つっとす 突き通す
[使い方]
つっとすといてどー
(銛や釘などを)突き通すと痛いですよ

突っ放す 突き放す
[使い方]
困ったって けってきたんかい 突っ放してやれよ
困ったからと言って 帰ってきたのかい 突き放してやりなさいよ

つまっかしい 慎ましい
[使い方]
普段はつまっかしい暮らししてっけんが まちには金いっぺ出すかんなー
日常は慎ましい生活してるけど お祭りの時には金をたくさん出すからなー



てぇ 鯛・マダイ
[使い方]
あん根は てぇがよう釣れっぺー
あの根は マダイがよく釣れるでしょう

でぇどこ 台所
[使い方]
ちっとの間 でぇどこ 貸してくんな
少しの間 台所を 貸してください

でぇじょぶかー 大丈夫ですか
[使い方]
土手を転がり落ちてったけんが でぇじょぶかー
土手を転がり落ちて行ったけれど 大丈夫ですか 

てしょ(う) 小皿
[使い方]
刺身食うんで そん てしょ 取ってくれ
お刺身を食べるので その小皿を取ってください

でーじんどん お大尽、昔からの資産家の家
[使い方]
まちんときおー でーじんどんから 花がいっぺあがったっちおー
お祭りの時にね あの資産家から ご祝儀がたくさんあがったってよ
勝浦市の出身で現在は横浜市に在住の鈴木さんから寄せられました。

でっけ(ぇ) でかい、大きい
[使い方]
あんえは でっけねー
あの家は でかいねえ

でっぱつ 大きい、でかい (てっぱつと濁らないこともあります。 超特大=すてれっぱつ)
[使い方]
そん海老はでっぱつだなー
そのイセエビは大きいですね   外房で単に海老と言えばイセエビのことです

てめぇ お前。「お手前」が変化したのでしょうか
[使い方]
てめら こんおれん 喧嘩ふっかけんのかー
お前たちは この俺に 喧嘩を仕掛けるのかい

てめら お前たち。「てめぇ」の複数形
[使い方]
てめら こんおれん 喧嘩ふっかけんのかー
お前たちは この俺に 喧嘩を仕掛けるのかい

でれすけ 愚か者、格好や動作がだらしない者 (「でれ」と略すこともあります)
[使い方]
こんでれすけ はやーとってこーよー
この愚か者めが 早く取って来いよ

てんから はじめから(はなからと同意語)
[使い方]
そんなことわかってらー てんから信じてねー
そのくらいのことはわかってますよ はじめから信じていませんよ

てんげ 手拭い
[使い方]
風呂いっべやー てんげもってこーよー
風呂に行こう 手拭いを持ってこいよ

てんでんこ それぞれ別々に
[使い方]
磯行く時は てんでんこでねー
磯に行く時は それぞれ別々に行きましょう

てんでんばらばら それぞれ別々
[使い方]
てんでんこの欄を参照ください



とぉきぃ 遠い
[使い方]
どっから来たんかい 埼玉かい とぉきぃなー
何処から来たのですか 埼玉ですか 遠いねぇ

どおんもん・どんもん 何処の人
[使い方]
あん車の持ち主は どおんもんだ
あの車の持ち主は 何処の人ですか

どーさ 何処に
[使い方]
お洒落して どーさ行くだー
お洒落して 何処に行くの
青森県の南部の小太郎さんから南部弁と同じとのメールいただきました。

どけ のけ・よけろ
[使い方]
釣るのん 邪魔だかん どけー
釣るのに邪魔だから どきなさい

ドジボ ドチザメの子
[使い方]
イシモチ釣りん行ったけんが ドジボしか釣れねった
イシモチを釣りに行ったのですが ドチザメの子しか釣れなかった

としょり 年寄り
[使い方]
わけもんに任しとけばいいんだおー としょりん出る幕じゃねぇさ
若い人たちに任しておけばいいんですよ 年寄りの出る場面じゃないですよ

どだかい どうですか
[使い方]
どだかい 釣れっかい
どうですか 釣れますか

とっけっこ 取替えっこ・交換
[使い方]
おんがけーと そんてぇ とっけっこしねーか
俺のアワビと そのマダイ 取り替えませんか

とっける・とっけーる 取り替える
[使い方]
↑のとっけっこの欄を参照してください。

とっ越す 通り越す
[使い方]
刺身けーに行ったのに とっ越しちゃったおー
お刺身を買いに行ったのに (魚屋を)通り越してしまいましたよ
いすみ市出身で世田谷区に在住のmokoさんからメールをいただきました。

とっさき 先端
[使い方]
あん 堤防のとっさきは よう釣れっどー
あの堤防の先端は よく釣れるよ

とっと おとうさん (おかあさんは「かっか」)
[使い方]
とっと こずけーくれ
お父さん お小遣いをください

とっぱずす 取り外す
[使い方]
そんな飾りもん とっぱずせー
そのようなアクセサリー 取り外しなさい

とっぱり 先端
[使い方]
とっぱりまで いってんべー
先端まで行ってみましょう

とっぺつもねー とてつもない
[使い方]
とっぺつもねーこと かんげんなー
とてつもない(実現しそうにない)ことを 考えるな

とっぽい 素敵な・かっこいい
[使い方]
とっぽいねぇちゃんだのー
素敵なお姉さんですねー
外房漁師町在住の水田さんの提供

とぼす ともす
[使い方]
仏壇のローソクに 火ーとぼしとけ
仏壇のローソクに 火をともしておきなさい

どんけー どのくらい
[使い方]
いさだ どんけーあれば 足りっかしー
アミエビはどのくらいあれば足りますか

とんでんねー とんでもない
[使い方]
とんでんねーこと しちまったなー
とんでもないことを してしまいました

どんまで どこまで
[使い方]
「にしゃ どんまで行くんだ?」
「君は 何処まで行くのですか?」

どんまでも どこまでも
[使い方]
「岩船の港はどういくん」「こく道を どんまでも まぁっつぐだおー」
「岩船の港はどう行くのですか」「この道を 何処までも 真直ぐですよ」





[な行]
なう 泣く・鳴く
[使い方]
さすがん ぼうしゅっこだおー ようなうなー
さすがに 房州っ子だよ 好く鳴くなぁ (房州っ子=清澄山系に生息するメジロ)
大多喜町出身で横浜市在住の彦爺さんからメールをいただきました。

なしたか 産んだか(産まれたか)
[使い方]
隣ん姉さん なしたかなー
隣のお嫁さんは 赤ちゃんを産みましたかね
青森県の南部の小太郎さんから南部弁と同じとのメールいただきました。

ナマダ ウツボ(磯のギャングとして嫌われ者ですが、強精剤として注目も)
[使い方]
イシデェ釣りに行ったけんが ナマダしか釣れねーおー
イシダイを釣りに行ったけれど ウツボしか釣れませんでした

なれー ならい 冬の北風
[使い方]
なれーがつぇーのー
北の風が強いですね

ナンゴ シッタカ(巻貝)
[使い方]
今日は カジメ(ヨードの多い海草)刈りん日だかん ナンゴ拾いにいんべやー
今日はカジメを刈り取る日だから、ナンゴ拾いに行きましょう。
(カジメに付いたまま刈り取られ、砂浜に上げられる際にシッタカを拾い集められた。)



にーは あなたは
[使い方]
にーは 潜らんねんかー
あなたは 潜れないのですか

にいもんずい 新しい物が好き(な人)
[使い方]
あんやろは にいもんずいだかん ちっと古なっと うっちゃっちゃうんだおー
あの野郎は 新しいものが好きだから 少し古くなると捨ててしまうんですよ

にしは おぬしは、あんたは、お前は
[使い方]
↑の にーはの欄を参照くださいね。

にしらげ あなたの家(おらげ=俺の家)
[使い方]
にしらげによっちゃばるベー
あなたの家に寄り集まりましょう

にしんがに お前のために、お前用に(「おめんがに」も同意語)
[使い方]
隣かんなー 成田ん羊羹貰ったかん にしんがに とってあるおー
隣からな 成田の羊羹を貰ったので お前用に 残してあるよ

にっちもさっちも どうにもこうにも
[使い方]
田ん足取られて にっちもさっちも動けねー
田に足を取られて どうにもこうにも動けねーおー



ぬくとまる 温まる
[使い方]
こっちさ来て ぬくとまれおー
ここに来て 温まりなさいよ

塗ったくる 塗りたくる
[使い方]
あんだーそん顔は 塗ったくったっておいねーおー
なんだいその顔は 塗りたくってもだめですよ

ぬりぃ 温(ぬる)い
[使い方]
(お風呂に入っているシーン)よう ぬりぃから 燃してくれおー
ねぇ 温いから 燃してくださいよ



ねぇ ない
[使い方]
そえ ぜん入れ ねぇか
そこに 銭入れ(小銭入れ) ないか

ねぇ (稲の)苗
[使い方]
明日田植えやっから ねぇ取り手伝ってくろ
明日田植えをやるので 苗取りを手伝ってください。
大多喜町ご出身でさいたま市にお住まいの渡邉さんから・・・・・・

ねぇてる 泣いてる
[使い方]
いっまっでん ねぇてねで はやしろよー
いつまでも泣いてないで 早くしなさいよ
いすみ市(旧岬町)出身で都内在住の渡邉さんからメールで提供いただきました。

ねぶてぇ 眠い
[使い方]
ゆんべ 寝ずん番してたかん ねぶてぇおー
夕べ 寝ずの番してたから 眠いよ

ねんねこ 背当ての付いた負ぶい紐
[使い方]
そん赤ん坊はねんねこでお守りしろー
その赤ん坊は 負ぶい紐でおんぶしてお守りしなさい



のっこす 乗り越す
[使い方]
酔っ払って 電車を ふた駅ばあり のっ越しちゃったおー
酔っ払って 電車をふた駅も 乗り越しましたよ

のべつまくなし 次から次に続けて(まくなしのまくは幕のような気がしますね)
[使い方]
あん親爺は のべつまくなしに 怒鳴ってるおー
あの親爺は 次から次に続けて 怒鳴っているよ





[は行]
はー(はぁ) もう、早くも
[使い方]
はー食っちゃたんかい
もう食べてしまったんですか

ハガチ ムカデ
[使い方]
ハガチん刺されちまったおー
ムカデに刺されてしまいましたよ

はしけー 痛痒い
[使い方]
稲刈りやったんで はしけーなー
稲刈りをやったので 痛痒いですね

はっちゃせる 鉢合わせる
[使い方]
サボって泳ぎんいったら まじーことん せんせと はっちゃせちったおー
(学校を)ずる休みして、泳ぎに行ったら マズイことに 先生と鉢合わせてしまいましたよ

はなから、はなっから はじめから
[使い方]
あんやろん言うことなんか はなっから信じてねーおー
あの野郎の言うことなんか 初めから信じてませんよ

はなっと 突端、先端
[使い方]
あぶねーから はなっとさ出っじゃねーどー
危ないから 突端に出るんじゃありませんよ

はなっぱし 鼻柱
[使い方]
武んやろは はなっぱしがつえかんなー
武の野郎は 鼻柱が 強いからな

ハラモ (カツオの)ハラス
[使い方]
ハラモ食うケー
ハラス食べますか?(外房には鰹節を造る業者がたくさんあり、捌いた際に出るアラやハラモがたくさん貰えました)

ばんがた(晩方) 夕方の後が晩方です
[使い方]
晩方んなったら おらげさ 遊びんこーよー
夜になったら 俺の家に遊びに来いよ

ばんげ 夕ご飯
[使い方]
ハラモ貰らうべぇ ばんげ(晩餉)のおかずにちょうどいったおー
ハラスを貰いましょう 夕ご飯のおかずにちょうど良かった



膝っかぶ 膝のサラ
[使い方]
慌てたんで 転んで膝っかぶをぶっつぇちゃったおー
慌てたので 転倒した時に膝の皿をぶつけてしまいましたよ()

ひしゃげる ゆがんで潰れる
[使い方]
メジロんカゴが ひしゃげちゃったおー
メジロ用の鳥籠が ゆがんで潰れちゃいましたよ

ひしょげる しょぼくれる
[使い方]
運動会でゲレッポだったからって そんなん ひしょげんなー
運動会で最後だからって そんなに しょぼくれるな

ひっけす 引き返す
[使い方]
あんまで 行ったら ひっけせよ
あそこまで行ったら 引き返せよ

ひっぺがす 引き剥がす
[使い方]
あんやろん けーまき ひっぺがっしゃえよー
あの野郎の 甲斐巻を 引き剥がしちゃいなさいよ

人なつっけぇ 人懐っこい
[使い方]
こんいんころは 人なつっけぇ ねー
この 子犬は 人懐っこいね

ひゃっけー 冷たい
[使い方]
きょん潮はひゃっけーなー
今日の潮は冷たいなー

ひゃっこい 冷たい
[使い方]
↑と同じです。

びんちょ 左右非対称、いびつ
[使い方]
こんスイカ、びんちょだおぅ
このスイカは、いびつだよ

ひんなか まっ昼間・日中
[使い方]
ひんなかから、いちゃいちゃすんじゃねぇ〜
まっ昼間から、いちゃいちゃするんじゃない

ひんのめー 昼の前・午前中
[使い方]
あんやってんだおー ひんのめーに 片付けっちゃえさー
何やってるのだ 午前中に 片付けてしまいなさい



ぶう 負ぶう
[使い方]
にしが ぶってんのは どん子だ
お前が 負ぶっているのは どこの(家の)子だ

ふうがわりぃ 世間体が悪い
[使い方]
こんふくは つんつるてんだんにー こっじゃ ふうがわりぃおー
この洋服は つんつるてんじゃないですか これでは世間体が悪いよ
外房漁師町在住の水田さんの提供

ぶきっちょ 不器用
[使い方]
こんけーんことも 出来ねんかー ぶきっちょだなー
このくらいのことも出来ないのか 不器用だな

ブタ箱 汚い部屋のこと。刑務所のことではありません
[使い方]
おめん部屋は ごったすたで ブタ箱だんにー
お前の部屋は 散らかり放題で 汚いですね
外房漁師町在住の水田さんの提供

ふっかく 噛み付く
[使い方]
よー 隣んねーさん こん犬はふっかくんかい 
ねぇ 隣のお嫁さん この家の犬は噛み付きますか

ぶっこす(ぼっこす) ぶち壊す
[使い方]
あんリンゴ箱 つかーねかん ぶっこしとけおー
あのリンゴ箱は 使わないから ぶち壊しておきなさいよ

ぶったくり ぼったくり(法外の金を支払わせられる)
[使い方]
あんでー そっだけん仕事で 10万もぶったくられたんか
なんだい それだけの仕事で 10万円もぼったくられたんですか

ぶったまげる 大いにたまげる
[使い方]
あんでー そっだけん仕事で 10万もぶったくられたんか ぶったまげたな ぶったまげたなー
なんだい それだけの仕事で 10万円もぼったくられたんですか 大変たまげましたよ

ぶっちげぇ 互い違い
[使い方]
そん 置き方じゃ くずれっどおー ぶっちげぇにおけおー
そんな 置き方では 崩れるぞ 互い違いに置けよ

ふっちゃげる 持ち上げる
[使い方]
よー、こん樽、ふっちゃげてくんな
ねぇ この樽を 持ち上げてくださいよ

ぶっちゃける すべて打ち明ける
[使い方]
ぶっちゃけた話 あんなごは 3年めーまで 久雄とくっついてただおー
ぶち開けた話 あの女は 3年前まで 久雄の彼女だったんだよ

ふっちゃったんかー 捨てたのか
[使い方]
おめーが せんにへーてた ジーパン ふっちゃったんかー
お前が 以前 はいていたジーパンは 捨てたのですか

ふっちゃっちゃう 捨ててしまう (「うっちゃっちゃう」とか「ちゃっちゃう」とも言います)
[使い方]
そんな くだらねーもん ふっちゃっちゃえおー
そんな くだらない(価値の無い、つまらない)ものは 捨てちゃえよ

ふっちゃっとけ 放置しておけ、そのままにしておけ
[使い方]
そんけーんことは ふっちゃっとけさー
そのくらいの事は 放置しておきなさいよ

ぶっちゃれ 負ぶわれ(なさい)
[使い方]
あんだ にしゃ ねぶてんか 俺んぶっちゃれおー
何だ お前は眠いのか 俺(の背中)に負ぶわれな

ぶっつぁく ぶち裂く
[使い方]
竹で腕切ったんかい こんてんぐい ぶっつぁいて しばっとけおー
竹で腕を切ったのですか この手拭いをぶち裂いて 縛っておきなさいよ

ぶっつぁす ぶち刺す(突き刺す)/td>
[使い方]
そん釘をぶっつぁしたんかい よー消毒しとけおー
その釘を突き刺したんですか よく消毒しておきなさいよ

ぶっ飛ばす 殴り飛ばす
[使い方]
あんまり ほーげーなことすっと ぶっ飛ばすどー
あまり 法外なことをすると 殴り飛ばすぞ

ぶっぱたく 殴り叩く(殴り飛ばすと同意)
[使い方]
あんまり ほーげーなことすっと ぶっぱたくどー
あまり 法外なことをすると 殴り飛ばすぞ

ふてー 悪い
[使い方]
おめーを小突き回したんは あそんやろーかー ふてーやろだ
お前を小突き回したのは あそこにいる野郎か 悪い野郎だ

ふんずりけーる ふんぞり返る(デカイ態度をとる)
[使い方]
あん人はこっけーの議員さんかい どっでふんずりけってらー
あの人は国会の議員さんですか 道理でふんぞり返ってますね

ふんじばる 強く縛る
[使い方]
あんやろー わりーことばぁりすっから ふんじばっとけおー
あの野郎 悪いことばかりするから 強く縛っとけよ

ふんづぶす 踏み潰す
[使い方]
そえ 菜っ葉んめーが出てっかん ふんづぶすなおー
そこに菜っ葉の芽が出ているから 踏み潰すなよ

ぶん殴る 殴るを誇張した方言
[使い方]
あんまし おっがゆうこときかねーと ぶん殴っどー
あまり 俺の言うことを聞かないと 殴りつけるぞ

ふんにじる 強く抓り回す
[使い方]
頬っぺた ふんにじっちゃえおー
頬を強く抓り回しちゃいなよ

ぶん撒く ぶち撒く
[使い方]
きたねーかん ぶんまくなおー
汚いから ぶち撒くなよ

ふんまら 男の素っ裸
[使い方]
あんやろ ふんまらで 潜ってっどー
あの野郎 素っ裸で 潜っているぞ

ふんまらたい 男の素っ裸
[使い方]
上の「ふんまら」を参照ください
外房漁師町在住の水田さんの提供



へぇ 蝿(はえ) 銀べぇ=銀蝿(ぎんバエ)
[使い方]
サバん開きに へーがたかってるおー
サバの開きに 蝿がたかってるよ 

へーと 乞食(こじき)
[使い方]
むこんほーかん くんの へーとだっぺー
向こうの方から来るのは 乞食ですょう

へーる 入る
[使い方]
風呂にへーるか
風呂に入りますか

へたくそ 下手
[使い方]
あんやろは てぇ釣りは へたくそだっぺやー
あの野郎は 真鯛釣りが 下手でしょう

ペタン メンコ
[使い方]
がっこから けったら ペタンやっべんにおー
学校から帰ったら ペタンをやろうよ

へった 入った
[使い方]
じびにアジがいっぺへったおー
地引網にアジがたくさん入ったよ

へっつい 竈(かまどです。これって標準語ですよね)
[使い方]
柄杓さがしてんのかー へっついの上にあっべー
柄杓を探しているのですか 竈の上にあるでしょう

へーつくばる 這いつくばう
[使い方]
そんなん へーつくばって詫び入れて あんしでかしただよー
そんなに 這い蹲って 詫びを入れてるけど 何をしでかしたのですか

へらず口 憎まれ口
[使い方]
そんなん へらず口たたいてっと ひっぱたーれっどー
そんなに 憎まれ口行っていると ひっぱたかれますよ

へんとーげーし 返答返し
[使い方]
へんとーげーしばあり すんじゃねーおー
返答返しばかり するんじゃないですよ



ぼうしゅっこ 房州っこ (清澄山系に産したメジロのこと。鳴声が良いので珍重された)
[使い方]
いい声だなー ぼうしゅっこだっぺや
良い鳴声だなー 房州っこ(清澄山系のメジロ)だろう

ほったらかす 放りっぱなしにしておく、放置しておく
[使い方]
ほったらかしとくと そんおもちゃ ふっちゃっちゃうどー
放置しておくと そのおもちゃ 捨ててしまいますよ

ほんこん 本当に・実に
[使い方]
イソッピは ほんこん うめねー
精進蟹は 本当に美味いですね


ほんとけー 本当ですか
[使い方]
たろべん倅がしょて持つって ほんとけー
たろべ(屋号)の長男が所帯を持つ(結婚する)って 本当ですか(倅は長男、次男や三男は「おじ・おんじ」)





[ま行]
まぁっつぐ まっすぐ(直線・純な心)、まっつぐとも言います
[使い方]
「岩船の港はどういくん」「こく道を どんまでも まぁっつぐだおー」
「岩船の港はどう行くのですか」「この道を 何処までも 真直ぐですよ」

まち お祭り
[使い方]
おはらん まちへ いってんべー
大原の お祭りに 行ってみましょう(大原の裸祭りは関東でも有名になりました)

マッカガニ(真っ赤蟹) 弁慶蟹
[使い方]
マッカガニ おせいっべー
弁慶蟹を捕まえに行きましょう

まっつぐ まっすぐ
[使い方]
↑の「まぁっつぐ」を参照してください

まっで まるで
[使い方]
にしん茶碗は まっで どんぶりみてだんにおー
君の茶碗は (大きくて)まるで どんぶりみたいだねー

まっと もっと
[使い方]
おめんだけ 釣れねんなら コマセがたんねんだおー まっとコマセろおー
お前だけ 釣れないんなら コマセが足らないんですよ もっとコマセなさいよ
青森県の南部の小太郎さんから南部弁と同じとのメールいただきました。
新宮市ご出身で名古屋市に在住のK・Tさんから「新宮でも同じです」とメールいただきました。

まるめる 丸く縛る、まとめて縛る
[使い方]
豆ん竹 まるめといてねー(女性)
(サヤエンドウの手に使った)豆用の竹を 丸く縛っておいてね

まんにゃんねー 間に合わない
[使い方]
4時ん特急かー はー まんにゃんねっぺー
4時の特急か もう 間に合わないだろう



むさんこ 無鉄砲、無鉄砲な子
[使い方]
あんやらー むさんこなことやってんなー
あの野郎たちは 無鉄砲なことやってるな
いすみ市(旧大原町)出身で茂原市在住の小林さんからいただきました。



めーとし 毎年
[使い方]
おはらんまちには めーとしこーよー
大原のお祭りには 毎年来なさいよ

めーんち 毎日
[使い方]
めーんち アジ釣りにいってんのかぁ
毎日 アジ釣りに行っているのですか
亀吉さんから掲示板に書き込みいただきました。

メソッコ 海から川に遡上して間もないウナギの稚魚
[使い方]
あそ 見てみろ メソッコが いっぺいっどー
あそこを見てみろ ウナギの稚魚が いっぱいいますよ

めっけた 見つけた
[使い方]
潜ったら すてれっぱつな けー めっけたんだけんども イソガネ持って来ねったかん 獲れねったおー
潜ったら 超特大なアワビを見つけたけれど イソガネ(アワビを剥がし獲る道具)を持ってこなかったから 獲れなかったですよ

メメズ ミミズ
[使い方]
いぇー メメズおせて 鮒釣りにいっべー
ねえ ミミズを捕まえて 鮒を釣りに行こう
外房漁師町出身で市川市にお住まいの鈴木さんから。



もうちっと もう少し
[使い方]
もうちっと 酒飲ませろおー
もう少し 酒を飲ませなさいよ

モク 波などで千切れ漂っている海草
[使い方]
岩船ん港へ行ったけんよー モクがいっぺで釣りんなんねったおー
岩船の港に行ったけれど ちぎれた海草がいっぱいで釣りにならなかったですよ

モクゾウ 藻屑蟹
[使い方]
モクゾウいっぺおせたかん 蟹漉しんしべゃー
藻屑蟹をたくさん捕まえたので 蟹漉汁にしましょう
蟹漉汁=蟹をすり潰して 木綿の布で漉した液で作る味噌汁です。

もげる 捥ぎ取れる
[使い方]
風がつえって 傘ん柄が捥げちったおー
風が強くて 傘の柄が捥ぎ取れてしまいました
青森県の南部の小太郎さんから南部弁と同じとのメールいただきました。

もじく 捥ぎ取る
[使い方]
柿食いてんなら 裏からもじいてこ
柿が食べたいのなら 裏から捥ぎ取ってきなさい




[や・ら・わ行]
やっけー 柔らかい
[使い方]
こんイソッピはぬけげったばーりだなー やっけーや
この精進蟹は 抜け返ったばかりですね 柔らかいや

やっけぇ 厄介、お世話
[使い方]
きゅん来たのん いろいろとやっけぇになったなー
急に来たのに いろいろとご厄介になりましたね

やったんかー やったのか (質問するときに使います)
[使い方]
にしが やったんかー
お前が やったのか

やったんだっぺゃ やったに違いない (断定するときに使います)
[使い方]
にしが やったんだっぺゃ
お前が やったに違いない。

やっちまった 終わらしてしまった 
[使い方]
「政雄 しくでぇ どーしたー」 「はー やっちまったおー」
「政雄 宿題はどうした」「もう やってしまいました」

やっちまった しでかしてしまった 
[使い方]
駐車している車に追突した場面「あんてこったー やっちまったおー」
「なんてことだ (追突事故を)しでかしてしまったよー」

やってんべー やってみよう
[使い方]
あんでー 動かねんかい おっがやってんべー
何だい 動かないのかい 俺がやってみよう

やっとこさっとこ どうにかこうにか/td>
[使い方]
材料が揃わねったけん やっとこさっとこ作れたおー
材料が揃わなかったけど どうにかこうにか作れたよ

やばねー 一緒に行かない
[使い方]
かつらんまちに やばねー
勝浦のお祭りに 一緒に行かない

やぶ 歩く
[使い方]
おっと やぶかー
俺と歩いていくか?

やべ 歩いてついて来い
[使い方]
畑ん 一緒にやべ
畑に 一緒について来い

ヤマカカ ヤマカガシ(蛇の種類)
[使い方]
ヤマカカにふっかーれっと 命落とすどー
ヤマカガシに噛み付かれると 命落としますよ
(マムシは血清がありますが、滅多に噛み付かないヤマカガシは血清が準備されていないので命を落としかねません)

やんども 野郎ども
[使い方]
あんやんども どーへ行くんかい
あの野郎どもは 何処へ行くのかな
外房漁師町在住の水田さんの提供

ゆっか 何日
[使い方]
おめは 病院へ ゆっかへってただー
お前は 病院に 何日入ってましたか

ゆったり 何人
[使い方]
ゆったり 遊びんくんのだー
何人遊びに来るのだ?

ゆっつ いくつ(数や年齢を聞く時に使います)
[使い方]
おめ、ゆっつ持ってっけ?
あなた、いくつ持ってますか?
亀吉さんから掲示板に書き込みいただきました。

ゆんべ ゆうべ・昨夜
[使い方]
ゆんべは釣れたんか?
昨夜は釣れましたか?
亀吉さんから掲示板に書き込みいただきました。

よいなもんじゃねー 容易なものではない
[使い方]
こっだけんけぇとんのは よいなもんじゃねっぺー
これだけ(たくさん)のアワビを採るには 容易なものではなかったでしょう

よいじゃねー 容易ではない
[使い方]
こっだけんけぇとんのは よいじゃねっぺー
これだけ(たくさん)のアワビを採るには 容易ではなかったでしょう

よそもん 他所(よそ)の人
[使い方]
まちんこった よそもんにはわかんねーおー
お祭りのことは 他所に人には わかりませんよ

よった 良かった
[使い方]
落っことしたせーふが めっかって よったねー
落とした財布が 見つかって 良かったね

よっちゃばる 寄せ(り)集まる
[使い方]
よっちゃばって あんの相談だー
よせ集まって 何の相談ですか

よっぴいて 夜通し・一晩中
[使い方]
ワカメ 盗まんねように よっぴいて 番してたんかー
ワカメを盗まれないように 一晩中 番(見張り)してたのですか

ヨブ 潮の流れにより砂の海中に出来る深み
[使い方]
そーで泳ぐんじゃねーど ヨブん足とられっどー
そこで泳いじゃだめだよ 深みに足を取られるよ

れーねん 来年
[使い方]
みっちゃんは れーねんがっこかー
みっちゃんは 来年(小)学校に入学かい

ろくしょう ハツタケ(緑青)、育ちすぎたハツタケには銅製品に付く緑青(緑青)と同じ色の模様が浮かびます。
[使い方]
ろくしょう採ってきたかん 吸いもんにしてくんな
ハツタケを採ってきたので お吸い物にしてください

ろくでんねー ろくでなしな
[使い方]
ろくでんねーやっどもだなー
ろくでなしな野郎達だなー

ろくなもん たいしたもの(料理など)
[使い方]
あてが作ったんだかん ろくなもんじゃねーよー
私が作ったのだから たいした料理じゃないですよ

ろくなもんじゃねー たいそうな人間ではない(つまり「はずれ者」とか「不良」を指します)
[使い方]
あんやろーは 金ばーりせびって ろくなもんじゃねーおー
あの野郎は 金ばかりせびって はずれ者だよ

わがらがす 解からせる・懲らしめる的な意味
[使い方]
いうこときわねんじゃ (身体で)わがらがすか!
注意しても聞かないのなら (身体で)解からせようか!(拳を振り上げて)
いすみ市(大原)出身で千葉市にお住まいのnakazyさんからメールをいただきました。

わけし 若い衆 若者
[使い方]
としょりがやっこったねーおー わけしにやらせろおー
年寄りがやることはないよ 若い者にやらせなさいよ

わりぃけんが 申し訳ないですが
[使い方]
わりーけんが ちっばーり金貸してくれ
申し訳ないが 少しでいいから お金を貸してください

わりかし 割合と、割りと
[使い方]
小潮だけん、わりかし引いたねぇ
小潮なのに、割合と(潮が)引きましたねぇ。
御宿町在住の鈴さんからメールで提供いただきました。

○○んがんにも ○○のためにも
[使い方]
薄着は身体んがんにも いんだっておー
薄着は健康のためにも 良いそうですよ

(ん)め 美味い
[使い方]
こん スイカは (ん)めねー
このスイカは美味いね

(ん)め
[使い方]
梅干作るのん (ん)めん実 もじいてきたおー
梅干作るのに 梅の実を 採ってきたよ




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